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研究所:AD.Stem Cell

AD.Stem Cellは当サイト「ステムセル百科」を監修するC&G銀座クリニックの幹細胞培養施設です。技術や品質について潜入取材しました。

幹細胞培養施設AD.Stem Cell AD.Stem Cellへ潜入取材スタート

AD.Stem Cellの事業と研究概要

AD.Stem Cellは、C&G銀座クリニック院長の大森隆史先生が理事長を務める幹細胞の培養施設です。主な事業は、幹細胞培養上清液の製造販売、幹細胞培養に関する情報提供を目的とした講演・講習会の開催、書籍の出版、医療機関の運営などです。

近年、遺伝子研究の大きな進歩によって、ヒトゲノム解析を応用したオーダーメイド再生医療が可能となってきています。 AD.Stem Cellでは、患者さんの遺伝子に適した治療法や副作用の少ない薬など、「オーダーメイド再生医療実現化プロジェクト」に注力。C&G銀座クリニックでも、血液解析プログラムを利用したオーダーメイド医療を提供しています。

カインくん(「よくわかる幹細胞治療 ステムセル百科」レポーター)
カインくん

なんかすごそう…でももう少しわかりやすく研究所のことを知りたいな!理事長の大森隆史先生に施設を案内してもらおう!

AD.Stem Cellでの幹細胞培養上清液の作り方

大森隆史先生に幹細胞培養上清液の作り方を教わる 大森隆史先生に幹細胞培養上清液の作り方を教わる

流れは大きく3ステップ

幹細胞培養施設AD.Stem Cell内の培養機器

1.幹細胞を培地に設置して培養

厳選された細胞を管理保管しているセルバンクから、幹細胞を入手。それを培地にセットして4~6週間ほど培養させます。培養機の中は、幹細胞に心地よい環境になるように30度で保たれています。

幹細胞培養施設AD.Stem Cell内の実験室

2.培養液から上澄み液を抽出

幹細胞の培養液から、幹細胞を除いた上澄み部分だけを抽出して瓶へ移します。

幹細胞培養施設AD.Stem Cell内の幹細胞培養上清液の冷凍庫

3.幹細胞培養上清液を冷凍保存

幹細胞培養上清液をマイナス80度の冷凍庫で保存。治療に使う際に適宜解凍します。

クリーンルームでの徹底管理

幹細胞培養施設AD.Stem Cell内のクリーンルーム入り口

生成作業は全て、衛生管理が徹底されたクリーンルームにて行います。入出の際は作業着への着替えが必要です。

幹細胞培養施設AD.Stem Cell内のクリーンルームにある培養室

普段使用されているクリーンルームを外から除いた様子。右が作業場で、左が幹細胞培養上清液の冷凍庫です。培養作業に必要な機器以外は、何も置かれていません。

医療現場で活かすための実験

幹細胞培養施設AD.Stem Cell内の実験室

施設内には実験室も併設。治療の結果と幹細胞培養上清液内の成分の因果関係を追究し、さらなる効果を目指して幹細胞培養上清液の実験を日々繰り返します。

C&G銀座クリニック院長大森隆史先生(「よくわかる幹細胞治療 ステムセル百科」監修)
大森隆史先生

これら医療現場に役立たせるための実験は、幹細胞培養上清液を作る場所と使う場所が一貫していなければ実現できません。2020年7月現在、幹細胞培養上清液の培養施設とクリニックが併設している医療機関はごくわずかしかありません。

カインくん(「よくわかる幹細胞治療 ステムセル百科」レポーター)
カインくん

AD.Stem CellとC&G銀座クリニックの連携は、それだけ貴重なことなんだね!

AD.Stem Cellの注目ポイント

安全性試験で認められた品質管理

繊細かつ高い技術が求められる幹細胞培養上清液の品質は、安全性が保障されるものでなければなりません。AD.Stem Cellでは、高い技術とノウハウを駆使し、徹底した品質管理のもと、幹細胞培養液を製造しています。
AD.Stem Cell製の幹細胞培養上清液の品質は、以下の安全性試験において証明済みです。

  • ヒトウイルス試験
    「細胞加工医薬品の品質及び安全性に関わる指針」で試験が推奨されているヒトウイルス(感染症の原因となり得るウイルス)を対象とした試験。HIV、C型肝炎、B型肝炎、ヒトT細胞白血病、ヒトパルボウイルスB19などが混在していないかを判定します。
  • 無菌試験
    培養時に増殖しやすいカビなどの細菌が混在していないかを判定します。
  • マイコプラズマ否定試験
    自己増殖し肺炎などを引きおこすとされるマイコプラズマが混在していないかを判定します。
  • エンドトキシン試験
    発熱作用や致死毒性をもつエンドトキシン濃度を測定します。

血液解析プログラムの開発技術

C&G銀座クリニックの幹細胞培養上清液治療で導入されている独自の血液解析プログラムは、 AD.Stem Cellで開発されたものです。

この血液解析プログラムによって、患者さんに対する幹細胞培養上清液の効果を判定できます。

その結果に基づいて、幹細胞培養上清液の投与を患者さん個々に適した方法で実施。臨床現場での「オーダーメイドの再生医療」を実現させているのです。

この血液解析プログラムは2020年7月現在特許出願中で、今後さらにデータを蓄積し、応用の範囲を拡げていくことを考えています。

業界をリードし、医療機関からの信頼を集める

AD.Stem Cellでは、幹細胞培養上清液治療の普及のための活動にも力を入れています。遺伝子研究、臨床現場での取り組みなどをテーマとした講演会や講習会の開催、医療機関への血液解析プログラムの提供を進め、再生医療に取り組んでいる医療関係者から高い信頼を集めています。

カインくん(「よくわかる幹細胞治療 ステムセル百科」レポーター)
カインくん

自分たちの研究を惜しげもなく提供するなんて、すごいな~!

AD.Stem Cellが紹介する文献を読み解く

AD.Stem CellのHPで紹介されている幹細胞に関する文献から、幹細胞の研究がどこまで進んでいるのかのぞいてみましょう。

炎症の抑制効果

ヒト単球における脂肪組織由来間葉系幹細胞のパラクリン(傍分泌)抗炎症効果

これまでの研究によって、細胞組織由来間葉系幹細胞が免疫調節作用を持っていることは明らかになっていましたが、単球(白血球成分の一種)との相互関係についてはよく理解されていませんでした。

そこで、細胞組織由来間葉系幹細胞を含む培養上清液を用いて、両者の相互関係があるかどうかを検証。

その結果、単球に対して抗炎症作用を発揮し、さらに炎症の持続時間と重症化を抑制することが示され、脂肪組織由来の幹細胞培養上清液に抗炎症作用が期待できることが証明されました。

※参考:frontiers in Physiology[PDF]

インフルエンザによる肺へのダメージ軽減効果

ヒト間葉系間質細胞はin vitroおよびin vivoでインフルエンザAH5N1関連の急性肺損傷を軽減するか

急性肺炎を引き起こす可能性のあるインフルエンザに対して骨髄由来間葉系間質細胞が補助的治療法として有効性があるかどうかを検証。

AH5N1に感染したマウスを用いた検証の結果、骨髄由来間葉系間質細胞はインフルエンザ感染によって誘発される肺組織の損傷を試験管内レベルで大幅に軽減。また、急性肺損傷をマウス生体内レベルで防止または軽減することが明らかになりました。

※参考:PNAS[PDF]

関節リウマチの炎症抑制効果

ヒト脂肪由来間葉系幹細胞で免疫寛容を誘導することでの実験的関節炎治療

近年の研究で、成人間葉系幹細胞が関節リウマチなど自己免疫疾患の原因となるT細胞の過剰な免疫反応を抑え、治療効果が期待できることがわかってきました。

この研究では、成人間葉系幹細胞の投与による関節リウマチの新たな治療法を検討。

関節炎発症マウスを用いた検証の結果、脂肪由来成人間葉系幹細胞の全身注入により、関節炎の発生率と重症度が大幅に減少し、脂肪由来成人間葉系幹細胞の投与が、関節リウマチの炎症を抑える治療法として効果が期待できるという結論が導き出されました。

※参考:National Library of Medicine

AD.Stem Cellの基本情報

社名 一般社団法人AD.Stem Cell
理事長 大森隆史
所在地 本社:
東京都中央区銀座2-7-6新銀二ビル6階
CPC:
横浜市港北区新横浜2-3-12
新横浜 Square BLD.15F
電話
番号
03-3538-6130
安全性
試験項目
ヒトウイルス試験(HIV1,HIV2,HCV,HBV,HTLV1&2,Prevovirus)
無菌試験(バクテアラート法)
エンドトキシン試験(エンドセーフ法)
マイコプラズマ否定試験
(Mycosaq small scale法)
C&G銀座クリニック
痛み・しびれなどの関節痛・神経痛・筋肉痛、糖尿病の合併症などに対する治療に取り組んでいます。

引用元:https://cg-ginza.jp/medical/

C&G銀座クリニックでは、デトックス療法・サプリメント等を用いて、疼痛緩和、糖尿病の合併症、免疫疾患などさまざまなお悩みに対し、治療を行っています。

所在地 東京都中央区銀座2丁目8-19FPG links GINZA 4・5階
アクセス 地下鉄有楽町線「銀座一丁目駅」より徒歩1分