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脳卒中の治療

脳卒中はまず診断にMRIを使用することで病変部を正確に把握し、症状に応じた治療を行います。脳卒中の一つである脳梗塞の場合は発症後3時間以内にt-PA(血栓溶解剤)を投与しますが、3時間をすぎると出血のリスクがあるため投与不可となります。
また、脳出血の場合は降圧と止血剤の投与が中心となりますが、場合によっては緊急手術を行います。いずれにしても早期の発見・早期治療が鍵となります。

脳卒中とは?

「脳卒中」は、脳の血管が詰まって血液が行き届かなくなったり、脳の血管が破けて脳神経が破壊されてしまったりすることによって脳神経が死滅する疾患です。脳出血はその状態により「脳梗塞」「脳出血(脳内出血)」「くも膜下出血」の3種類に分かれていますので、それぞれを簡単に見ていきましょう。

脳梗塞
脳卒中の大部分を占めるのがこの「脳梗塞」です。脳動脈が狭くなったり閉塞してしまうことが原因で脳への血流がなくなってしまい、脳神経が壊死します。

脳出血
脳の細小動脈が破けて漏れ出してしまった血液が、脳神経を圧迫させたり断裂させてしまうもの。漏れ出た血液によって脳が損傷を受けます。

くも膜下出血
脳表面の動脈にできたコブが破裂して、脳の表面を覆うくも膜下に血液が充満してしまうもの。くも膜下出血が起きた場合は、搬送中に亡くなってしまい、治療ができない場合が多い点が特徴です。

日本における脳卒中の現状と動向

がん、心臓病に続き日本における死亡原因の第3位である脳卒中。厚生労働省の「平成29年(2017)患者調査」によると、脳卒中を含む脳血管疾患により通院している患者数はおよそ111万5千人と推計されています。
また、厚生労働省の「人口動態統計の概況」によると、2017年の死因別脂肪総数のうち、脳血管疾患は全体の8.2%を占めています。その内訳は脳梗塞がおよそ6万2千人と最も多く、脳内出血がおよそ3万2千人、くも膜下出血がおよそ1万2千人となっています。
このように死亡原因としても上位となっている脳卒中は、介護が必要になる原因としては第1位となっている点も特徴といえるでしょう。一度発症すると亡くなってしまう方が多い一方、寝たきりの状態になる、半身麻痺や言語障害などが残るケースも非常に多いのです。そのため、発症した場合本人はもちろん、その家族にも影響が大きいといえるでしょう。

脳卒中の後遺症はどのようなものがあるのか

脳卒中は発症するとさまざまな後遺症が残る可能性があります。そこで、どのような後遺症の可能性が考えられるのかを解説します。

神経の症状

脳卒中の神経症状としては、「運動障害」、「感覚障害」、「言語障害」、「嚥下障害」、「排尿障害」、「視野障害」などが挙げられています。それぞれの症状について見ていきましょう。

運動障害

脳卒中の後遺症として非常に多く見られる症状です。例えば体の右または左のみに麻痺が現れる「片麻痺」、片側の腕や足のみに麻痺が現れる「単麻痺」、手や足の筋肉が突っ張ることによって手の指が握りこまれたような形になる「痙縮」といった症状が見られます。

感覚障害

運動障害と同時に現れることが多いのが「感覚障害」と呼ばれる症状です。例えば手足のしびれや手の感覚(温度や痛覚など)が鈍ってしまう、痛感過敏といった症状が現れるようになります。

言語障害

脳卒中を発症することによって言語を司っている部分に損傷が起きた場合には言語障害が現れます。また、舌や唇、喉などに麻痺が起きた場合にも言語障害が見られます。
言語障害にもさまざまあり、会話や文字により物事を表現・理解する能力が失われる「失語」や、うまく話せないといった症状が現れます。

嚥下障害

食べ物、飲み物をうまく飲み込めなくなる嚥下障害が見られる場合もあります。この場合は栄養を上手く取れない、誤嚥性肺炎を起こしやすいといった症状が現れます。

排尿障害

膀胱の筋肉に麻痺が起こった場合には、排尿障害が起こることがあります。例えば、尿意を感じることができない、尿が出ないといった症状が見られます。

視野障害

視力を司っている部分に障害が起こることがあります。例えば視野の半分が見えにくくなる「半盲」といった状態や、部分的に視野が欠けてしまう「視野欠損」、ものが二重に見える「複視」といった症状が見られます。

高次脳機能障害

脳卒中における高次脳機能障害としては、「言語の障害」「行為の障害」「認知障害」「記憶障害」「注意障害」「遂行機能障害」「判断力低下」といった障害が挙げられています。それぞれの障害について見ていきましょう。

言語の障害

言語を司る左脳に障害が起こった場合に「ブローカ失語」や「ウェルニッケ失語」、「健忘失語」が見られる場合があります。例えばブローカ失語とは、相手の話は理解できても自分で言葉を発することができない、文章を書けないといった症状が見られます。これは、左脳前頭葉が障害されることによって起こります。

行為の障害

運動障害がないにも関わらず、思ったように動けない状態になることがあります。
例えば、日常行っていた動作の手順がわからなくなってしまう「運動失行」や、服の着方がわからない「着衣失行」などの症状があります。

認知障害

運動障害や感覚障害がないにも関わらず、これまでよく知っていたものを認識できない状態のことです。
認知の障害にもさまざまな種類があり、空間の左右どちらかが認識できない「半側空間無視」や、知っていた場所がわからなくなってしまう「地誌的失認」、知っていたものを見ても何かわからない「物体失認」、さらに、知っているはずの音がわからなくなる「聴覚失認」があります。

記憶の障害

人の名前や新しいこと、場所や日付などが覚えられない記憶障害が起こることがあります。また、覚えられないという症状の他にも、過去のことを思い出せないといった状態が見られる場合もあります。

注意障害

例えば必要な情報だけを選べなくなる「選択性注意の低下」や、物事を続けられなくなる「持続性注意の低下」、注意の切り替が難しくなる「転導性注意の低下」、同時に何かを行えなくなる「分配性注意の低下」といった4つの症状が見られることがあります。

遂行機能障害

順序立てて物事を行ったり、計画する、論理的に考えられなくなる障害です。例えば料理をしながら洗濯機を回す、ということができなくなったり、買い物をする際に2つの商品を比較できなくなるといった状態になります。

精神的症状

脳卒中に起因する精神的症状としては、「うつ状態」「意欲低下」「不安」「感情障害」「せん妄・幻覚」などが挙げられています。

うつ状態や意欲の低下

脳に障害が起きたことや病気のショックにより、何もする気が起きない、どこへも行きたくないといったうつ状態が引き起こされる場合があります。1日中、気分の変動がほとんど見られないという状態になります。
また、意欲の低下により何に対してもやる気が起きないといったことが多くなります。

不安・感情障害

病気への不安や現在の自分の状況などから気分が不安定になることがあります。

せん妄や幻覚

一時的に記憶や思考が混乱して意味がわからないことを言うケースがあります。また、実際にはないものが見える、という症状が見られることがあります。

脳卒中の後遺症に対し
再生医療で期待できる効果

脳卒中の後遺症により苦しんでいる患者や家族への新しい治療法として、注目されている再生医療。自身の骨髄由来幹細胞を採取・培養して移植することによって失われた機能を回復させようというものです。
この骨髄由来幹細胞治療は、下記のような効果が期待されています。

運動障害の改善

治療により、手足や体の感覚が徐々に回復し、手足に力が入るようになる、ものをつかめるようになるなど。また、歩行が全くできなかった状態から歩行器を使って歩けるようになる、といったことが期待されています。

失語症・言語障害の改善

文字や言葉の理解ができるようになり、意思の疎通が円滑になったり、読み書きができるようになります。また、発声できるようになるという点も期待できます。

感情や行動の改善

怒りっぽくなっていた性格が、元の穏やかな性格に戻るなど感情が改善されることも。また、衝動的な行動が改善されるという点も期待されています。

視覚障害の改善

見える範囲が広がったり、視野欠損が解消されるといった可能性があります。また、これまでしっかりと見えていなかった景色がはっきりと見えるようになることもあります。

C&G銀座クリニック
痛み・しびれなどの関節痛・神経痛・筋肉痛、糖尿病の合併症などに対する治療に取り組んでいます。

引用元:https://cg-ginza.jp/medical/

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