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培養幹細胞治療の副作用やリスク

当サイト「ステムセル百科」ではC&G銀座クリニックの監修のもと、培養幹細胞治療の副作用リスクについてわかりやすくまとめてお届けします。

培養幹細胞治療の手術過程での副作用リスク

培養幹細胞治療では、自分自身の幹細胞をあらかじめ採取・培養しておく必要があります。脂肪由来の幹細胞を用いることが主流で、採取は下腹部から行われます。

幹細胞採取の際は、局所麻酔を行った後、下腹部を1.5cmから2cmほど切開し、脂肪を注射器で吸引します。ここで得られた脂肪から幹細胞を培養し、治療に用いるという流れです。

採取の手術は短時間で完了しますが、副作用リスクがゼロとはいえません。想定される副作用リスクは次に挙げるようなものです。

  • 局所麻酔をする際に軽い痛みを感じることがある。
  • まれに麻酔が効きにくい場合があり、麻酔や鎮静剤の追加が必要なことがある。
  • 脂肪を吸引する際に違和感がでることがある。
  • 傷からの出血が続く場合には、再縫合が必要なことがある。
  • 脂肪採取部分に皮下出血が現れる場合がある。(3~4週間で自然と消失する)
  • 麻酔が切れた後に切開部や脂肪採取部が痛むことがある。
  • 切開部の細菌感染による発熱、疼痛、発赤、排膿などの症状が現れる場合がある。

培養した幹細胞を投与する際の副作用リスク

脂肪採取手術で得られた脂肪から幹細胞を4~6週間かけて培養したものを、点滴や皮下注射などで投与します。

脂肪採取手術と同様に、幹細胞の投与でもいくつかの副作用リスクが考えられます。

  • 腫瘍化
  • アナフィラキシー反応(冷汗、嘔気、嘔吐、腹痛、呼吸困難、血圧低下、ショック状態など)
  • 肺塞栓
  • 穿刺部位の痛みや内出血、神経障害
  • 嘔気、嘔吐
  • 発疹
  • 肝機能障害

過去報告のあがった培養幹細胞治療の副作用事例

幹細胞治療の副作用として次の事例が報告されています。

  • 2009年・中国…幹細胞治療を受けた男性が心筋梗塞を発症
  • 2010年・京都...幹細胞治療を受けた患者が投与直後に肺動脈塞栓症を発症

この2つの事例は共通して、移植を受ける国とは異なる国で培養された幹細胞を投与していたそうです。このことが副作用の直接的な原因となったと明らかにはされてません。しかし、非常にデリケートな細胞を用いる培養幹細胞治療は、予期せぬ副作用もあることをきちんと理解しておくことは非常に大切といえそうです。

C&G銀座クリニック院長大森隆史先生(「よくわかる幹細胞治療 ステムセル百科」監修)
大森隆史先生

培養幹細胞治療がスタートした当初は、こうした副作用事例もあがっていましたが、それから各医療機関で品質管理も進み、今では厚生労働省から培養幹細胞治療は再生医療の1つとしても認められるようになりました。

そうは言っても、培養幹細胞治療は高い安全性の確保と技術が必要なので、治療を行うクリニックは厚生労働省の認可が必要です。治療先を探す際には、厚生労働省の認可の証である「再生医療等提供機関」の登録有無や、幹細胞培養の品質管理レベルなどに注目して探してみることをおすすめします。

もしリスクをなるべく少なく幹細胞治療を受けたいとお考えの方は、幹細胞培養上清液もあわせて検討してみてください。

副作用リスクが少ない!?幹細胞培養上清液

培養幹細胞治療と同じく、幹細胞にまつわる治療として「幹細胞培養上清液」があります。

幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養した培養液から幹細胞を取り出した上澄み液のことをさし、幹細胞そのものではありません。そのため幹細胞培養上清液の副作用は、幹細胞治療よりリスクが少ないと言えます。

  • 幹細胞治療:細胞そのものを採取・培養して移植するため、腫瘍化などの副作用リスクがある
  • 幹細胞培養上清液:細胞が含まれていないため、腫瘍化リスクは低い

だからといって、幹細胞培養上清液が培養幹細胞治療に劣るということではありません。幹細胞培養上清液には、幹細胞から分泌された成長因子などの生理活性物質が含まれます。成長因子が作用する点は、培養幹細胞治療でも同じことが言えるため、治療効果も同等だと言われています。

また、幹細胞培養上清液は培養幹細胞治療と違い、自分の幹細胞を採取する必要がないため、手術による体への負担や培養を待つ必要がない点も大きなメリットとされている再生医療の1つなのです。

C&G銀座クリニック
痛み・しびれなどの関節痛・神経痛・筋肉痛、糖尿病の合併症などに対する治療に取り組んでいます。

引用元:https://cg-ginza.jp/medical/

C&G銀座クリニックでは、デトックス療法・サプリメント等を用いて、疼痛緩和、糖尿病の合併症、免疫疾患などさまざまなお悩みに対し、治療を行っています。

所在地 東京都中央区銀座2丁目8-19FPG links GINZA 4・5階
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