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培養幹細胞治療と関節痛

膝や股関節の関節痛・変形などの関節疾患、疼痛緩和も培養幹細胞治療の適応です。ここでは、C&G銀座クリニック監修のもと、培養幹細胞治療による関節疾患の治療や疼痛緩和効果、副作用リスク、治療費用などについて詳しくご紹介します。

関節に対する培養幹細胞治療の確立

培養幹細胞治療とは、様々な組織や器官に成長する力を持つ幹細胞を自身から採取、培養し、再び体内に投与することで、細胞の修復や機能回復、活性化させる再生医療です。

再生医療には高度な技術や安全性が求められるため、国内において幹細胞などを用いた再生医療を行う場合には、厚生労働省からの認可が必要となっています。

厚生労働省からの認可には、第一種から第三種まであり、培養幹細胞治療は第二種に該当します。関節疾患の培養幹細胞治療の例として、「自己脂肪(組織)由来間葉系幹細胞を用いた変形性膝関節症の治療」「自己脂肪由来間葉系幹細胞を用いた関節痛、変形性関節症治療」などの登録があります。

※参考:厚生労働省|再生医療について

カインくん(「よくわかる幹細胞治療 ステムセル百科」レポーター)
カインくん

培養幹細胞治療は国から認められてる治療なんだね。

培養幹細胞治療を対象する疾患や症状

  • 関節痛
  • 変形性膝関節症
  • 軟骨損傷
  • 半月板損傷
  • ヒアルロン酸注射の効果を感じられなくなった

培養幹細胞治療では、自分自身の幹細胞を患部に補充し、幹細胞が骨や軟骨、筋肉などに分化していく力を応用した治療です。そのため、人工関節置換術のように、変形や損傷のある関節を人工物に置き換えるという治療とは全く異なり、より自然な形での痛み緩和や症状の改善が期待できます。

カインくん(「よくわかる幹細胞治療 ステムセル百科」レポーター)
カインくん

人工関節にしなくても、幹細胞のパワーで関節を修復できるんだ!

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは、膝関節を構成する骨や軟骨の変性が生じて痛みを伴う疾患です。太ももや膝下の筋力低下により、膝に過度の負担がかかることで発症します。

高齢者に多いイメージですが、骨折や靭帯損傷、半月板損傷などの後遺症として発症する場合もあります。

変形性膝関節症の治療は、軽度であれば消炎鎮痛剤や外用薬、ヒアルロン酸の関節投与、足の筋力トレーニングや関節可動域の改善訓練などを行いますが、重度の場合には、人工関節置換術などの外科的な治療が必要です。

ただし、人工関節置換術は侵襲性の高い手術であるため、術後の回復には長期間を有するとされています。

培養幹細胞治療に期待される膝・関節への効果

培養幹細胞治療による膝・関節疾患の治療は、骨や組織そのものにアプローチし、幹細胞の力で炎症や痛みの緩和、組織の修復・再生促進を目的としています。

治療に必要となる脂肪組織の採取は、侵襲の少ない手術のため入院の必要もなく、日常生活への影響も少なく済むというのが特長です。

膝・関節へ作用する
幹細胞から分泌される成長因子

FGF2(線維芽細胞増殖因子)が関節へのダメージ抑制に働く

FGF2は創傷治癒に関係する成長因子です。線維芽細胞の細胞分裂を活性化させ、コラーゲン・ヒアルロン酸を増殖し、関節の動きを滑らかに改善します。

EGF(上皮増殖因子)が軟骨の再生に働く

EGFは細胞の成長、増殖の調整、修復に関わり、新しい細胞の生成を促進するアミノ酸からなる成長因子です。関節においては、軟骨細胞や骨芽細胞の増加を促し、骨や血管の再構築をサポートします。

TGF-β(トランスフォーミング増殖因子)が炎症緩和に働く

TGF-βは細胞の増殖や成長、運動性を調整し、細胞組織の再構築や炎症に大切な役割を果たす成長因子で、関節痛の炎症を緩和を促します。

C&G銀座クリニック院長大森隆史先生(「よくわかる幹細胞治療 ステムセル百科」監修)
大森隆史先生

数年前までは、関節疾患の治療は人工関節しかありませんでしたが、再生医療の研究が進んだことによって、人工関節にしなくても損傷してしまった関節を元に戻すことが可能となりつつあります。培養幹細胞治療による関節疾患の治療は、患部の修復だけではなく、関節疾患の患者さんを悩ます「痛み」にも効果が期待されています。体への負担も少ないため、ご高齢の方にも優しい治療法といえるでしょう。

関節痛や変形性関節症への培養幹細胞治療の方法

培養幹細胞治療では、まず自分自身の脂肪を採取します。下腹部や太ももなどから20ml(おちょこ1杯分程度)採取するのが一般的です。局所麻酔をするので強い痛みを感じることはありません。

採取した脂肪から幹細胞のみを取り出して4~6週間程培養したものを不具合のある関節内に投与するというのが一般的な治療方法です。

関節内に投与された幹細胞は、ゆっくりと損傷部位や変形部位の修復・再生を促進させるという根本的なアプローチで関節疾患を治療します。

幹細胞には抗炎症や鎮痛成分を作り出す作用も報告されているため、関節の痛み緩和も期待できるようです。

培養幹細胞治療の副作用リスク

  • 感染症の悪化
  • 関節内出血
  • 脂肪塞栓
  • アレルギー症状

培養幹細胞治療による副作用はまれなことであるとされていますが、どのような治療であっても副作用がゼロとは言い切れません。治療の際には担当医師から詳しく説明を受け、治療効果だけではなく副作用についてもしっかりと理解した上で治療を決断することが大切です。

C&G銀座クリニック院長大森隆史先生(「よくわかる幹細胞治療 ステムセル百科」監修)
大森隆史先生

ご高齢の方や、通院そのものが辛い病状の患者さんにとっては、1度の治療のために複数回病院に通うのは気が乗りにくいかと思います。そんな方には、幹細胞培養上清液をおすすめします。培養幹細胞治療だと、脂肪採取で1回、投与で1回、計2回の通院が必須ですが、幹細胞培養上清液は1回で投与を行います。

膝・関節への幹細胞培養上清液とは

幹細胞培養上清液は、幹細胞を培養した際に分泌される成長因子を含んだ培養液の上澄み液を利用する治療方法。培養幹細胞治療との違いは、幹細胞そのものを含まないこと。ただし、得られる治療効果は培養幹細胞治療と同等のものです。

幹細胞培養上清液のメリットは、細胞を含まないために腫瘍化や拒否反応のリスクがないこと、脂肪採取や培養の必要がないこと、治療費用が幹細胞治療よりも抑えられることなどが挙げられます。

治療方法は、不具合のある関節や疼痛部分への局所投与、もしくは静脈投与(点滴)です。投与された幹細胞培養上清液は、関節内の幹細胞に働きかけ、分化を促したり、損傷や変形の起きている組織を修復したり、痛みを和らげたりすることで関節疾患の改善効果が期待されています。

C&G銀座クリニック
痛み・しびれなどの関節痛・神経痛・筋肉痛、糖尿病の合併症などに対する治療に取り組んでいます。

引用元:https://cg-ginza.jp/medical/

C&G銀座クリニックでは、デトックス療法・サプリメント等を用いて、疼痛緩和、糖尿病の合併症、免疫疾患などさまざまなお悩みに対し、治療を行っています。

所在地 東京都中央区銀座2丁目8-19FPG links GINZA 4・5階
アクセス 地下鉄有楽町線「銀座一丁目駅」より徒歩1分